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postheadericon ヨーヨーテクノロジー アクセル(軸)

ヨーヨーテクノロジーの中で最も分かりやすいものにアクセル(軸)があります。
ヨーヨーの軸は、大きく分けて3種類有ります。フィクスドアクセル・トランザクセル・ボールベアリングアクセルです。

フィクスドアクセル


最も古く、単純な構造のアクセルです。ヨーヨー本体に固定されています。固定軸ヨーヨーと呼ばれています。
ストリングは、このフィクスドアクセルに直接巻き付けます。フィクスドアクセルはヨーヨー本体に固定されているので、ヨーヨーが回転するとフィクスドアクセルも回転します。このため、ストリングとフィクスドアクセルは擦れ合うことになります。ストリングとフィクスドアクセルが擦れ合う事が、一番の特徴です。

メリットは、スリープ有りとスリープ無しを簡単にセッティング出来る事です。ストリングを一重で巻けばスリープ有り。二重以上巻けばスリープ無しにセッティングできます。
スリープ無しセッティングを行えば、比較的簡単にルーピングトリックが練習できます。ヨーヨーを始めて間もない時は、フィクスドアクセルタイプのヨーヨーにストリングを二重巻きしてルーピングを練習すると良いかもしれません。スリープしないので戻しを意識する必要が無く難易度が低くなると思います。
また、単純な構造なので製造コストが低くなります。実はこれが一番のメリットかもしれません。

デメリットとしては、挙動が安定しない事です。
ストリングとフィクスドアクセルとの摩擦によりヨーヨーの挙動が変化します。ストリングには縒り(より)がかかっています。同じトリックを繰り返すと縒りがきつくなる場合と縒りが緩くなる場合のどちらかになります。
例えばスリーパー(スローダウン)ばかりをやっていると縒りが段々きつくなってきます。縒りがきつくなると例え一重巻きでもストリングとフィクスドアクセルの摩擦が大きくなり、スリープしなくなります。ストリングの縒りがきつくなると言う事は、ストリングでフィクスドアクセルを締め付ける事になるからです。一方、インサイドループばかりをやっていると逆に縒りが緩くなります。縒りが緩くなるとヨーヨーが全く戻らなくなります。スリーパーの時と逆で縒りが緩くなるのでストリングのフィクスドアクセル締め付けも緩くなってしまうのです。(すべて右手で振った場合)

こちらの『木製軸をなじませる』で、木製アクセルを磨いて十分になじませると戻りが悪くなると紹介しました。それで木製軸で戻りを良くするにはどうするのか?はい、そうです。ストリングの縒りをきつくしてやれば良いのです。スリープ重視なら縒りを緩く。戻り重視なら縒りをきつくするのです。サイドワインダーやUFO等のトリックで簡単に縒りを調節できます。
上記ではデメリットと記述しましたが、これはヨーヨーの性能を基準に考えた場合です。ヨーヨーを楽しもうと思っているなら、デメリットではなくむしろメリットですね。縒り加減でいろんな事が出来てしまいます。初心者には難しいところですが、ある程度なれてくるととても楽しい特性です。

メンテナンスですが、木製軸であれば、なじませてから使用する。金属軸であればメンテナンスフリーです。これもメリットといえるでしょう。
メンテナンスフリーと言う事は、ヨーヨーが安定していると言う事です。先程、挙動が安定しないと指摘しました。これはストリングの状態により挙動が変化しているのであって、ヨーヨーそのものが不安定と言う事ではありません。

昔のオートバイはパワーバンドが狭く、峠を攻める時にしきりにシフトチェンジしてパワーバンドを外さないように走っていました。トリックに最適な縒り具合をオートバイのパワーバンドと考えるなら、昔のオートバイとフィクスドアクセルヨーヨーに共通点を感じてしまいます。
最近のオートバイはパワーバンドも広くトルクもあるのでシフトチェンジ少なめでグイグイ峠を攻めることが出来ます。どっちが楽しいと思えるかはあなた次第です!

トランザクセル


フィクスドアクセルの特徴を思い切って削除してしまったのがトランザクセルです。
トランザクセルは、フィクスドアクセルに筒状の部品、スリーブを被せた構造になっています。ストリングはスリーブに巻き付けます。ヨーヨーが回転するとフィクスドアクセルは一緒に回転しますが、スリーブは回転しません。スリーブが固定されていないからです。従って、スリーブに巻き付けているストリングは擦れることはありません。

こうした構造で何が一番変化するかというと、ストリングの縒りに影響されなくなるところです。もう一度フィクスドアクセルの特徴を思い出して下さい。ストリングの縒りがきつくなるとアクセルを締め付けスリープしなくなります。逆にストリングの縒りが緩くなるとアクセルの締め付けが弱くなり戻らなくなります。
トランザクセルは、ストリングとフィクスドアクセルの間にスリーブが入っており、ストリングの縒りがきつくなってもフィクスドアクセルを締め付けることはありません。そして元々締め付けで影響されていないので、縒りが緩くなっても変化しないのです。

ストリングがフィクスドアクセルに擦れ合わないのでストリングが長持ちするとか摩擦が少なくなると言った意見も正解ですが、一番の特徴はストリングの締め付けから解放された事ではないでしょうか?
フィクスドアクセルの説明でオートバイのパワーバンドの話をしましたが、トランザクセルの採用によりパワーバンドが広くなったと言えます。いや、全てパワーバンドになったと言うべきでしょうか。

しかし、欠点が生まれました。人生、得る物があれば失う物があるものです。縒りから解放された代わりに・・・そう!戻りを失ったのです。
ストリングの締め付けテクニックが使えなくなったため、ヨーヨーが戻らないのです。従って、ストリングの締め付けに頼らないリターンシステムが必要になりました。それがスターバーストやフリクションステッカー・ブレーキパッド等です。
トランザクセルヨーヨーから、リターンシステムが必要になりヨーヨーの特徴が一気に変化したのです。

ヨーヨーの種類を見渡すと、トランザクセル採用のヨーヨーは非常に少ないです。トランザクセルは油を使ってセッティングを変更できます。ダンカンリューブやワセリンの様な堅めの油をフィクスドアクセルとスリーブの間に差してやると戻りがなめらかになり、ルーピングトリックを行うと非常に心地よいフィーリングになります。サラサラの油では戻りが悪くなりますが、スリープは長くなります。
この油による戻り具合の変化が楽しいところでもあり、初心者に向かないところでもあります。そしてフィクスドアクセルからボールベアリングアクセルの通過点に存在する技術なので、ボールベアリングが主流となった現在、トランザクセルヨーヨーの新製品はほとんどありません。

ボールベアリングアクセル


ボールベアリングアクセルは、トランザクセルのフィクスドアクセルとスリーブの間に金属球を挿入した構造になっています。
正しくはスリーブは外輪、フィクスドアクセル部分は筒状になっており内輪と呼ばれています。そして金属球が均等に配置されるために保持器と呼ばれる部品が追加されています。ここでは、話の流れ上、トランザクセルから発展したと考えたいので各部品を前回の話から継承して説明します。
フィクスドアクセルでは軸とストリングが擦れあっていました。トランザクセルでは内部のフィクスドアクセルと外輪に当たるスリーブが擦れ合います。理想的なベアリング構造は、擦れ合う部分が存在しません。ボールとスリーブ。ボールとフィクスドアクセル。これらの摩擦抵抗がどんなに高くても、極端な話、ボールの代わりに歯車を使ったとしても、ボールが転がるので摩擦抵抗は無視できるのです。
このため、ボールベアリングアクセル採用のヨーヨーは、ロングスリープを手に入れることが出来ました。
特徴はトランザクセルと同じで、フィクスドアクセルの特徴を捨て去り、ストリングの縒りから解放された事。そしてストリングとヨーヨー本体との摩擦が飛躍的に少なくなった事です。つまり、トランザクセルの特徴にロングスリープ性能を加えた物と言えます。

ボールベアリングの特徴をもう少し考えてみます。
図からも分かるとおり、ストリングを付けヨーヨーをつり下げると、一番下の2個〜1個のボールで全荷重を受け止めている事になります。ボールは接地面が非常に少ないので、針の先2点でヨーヨーを持ち上げているイメージです。回転して1とつのボールが最下点に来た時は針の先1点で持ち上げている事になります。こういった構造のため、ボールベアリングはあまり荷重を加えると破損してしまいます。と言ってもヨーヨーに使われているベアリングは、大きさから考えて数kgf(キログラム重)程度と思われるので特に気にする必要はありません。
また理想的なベアリングは、擦れ合う部分が無いと書きましたが、現実的にはボールを均等に配置するための保持器とボールが擦れ合う事になります。ボールは2個から1個が荷重を受け止めているので、その他のボールはニュートラル状態です。ですから擦れ合うとしても気にならない程度と考える事が出来ます。しかし、金属同士が擦れ合っているのは事実なので適度な潤滑油が必要になります。

最近になって開発されるヨーヨーの多くは、ボールベアリングアクセルを採用したヨーヨーです。これは、フィクスドアクセルの特徴やトランザクセルのフィーリングをネガティブとメーカー側がとらえているからでしょうか?
それとも、ボールベアリングアクセルでなければ売れなくなったからでしょうか?
競技としてヨーヨーを振っているのであれば、ボールベアリングアクセル以外考えられないでしょうけど、趣味でヨーヨーやっている人にとっては、少し寂しい気もしますね。
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