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postheadericon SPRの性能とは!

BUZZ-ON独自のリターンシステムであるSPR。
通常のヨーヨーは、ボディーに装着できるベアリングサイズは予め決まっており、そのサイズに合わせてボディーが成型されています。この為、異なるサイズのベアリングを同じヨーヨーには装着できません。
しかしSPRは、ヨーヨーとベアリングの中間に位置しており、ヨーヨー側の形状は同じでベアリング側の形状だけ変更し複数のベアリングサイズに合ったSPRが存在しています。この為、SPRを交換することによりボディーはそのままで複数サイズのベアリングをヨーヨーに装着することが可能です。

SPRの利点はそれだけではありません。
プラスチック成型されたボディーは、真円にはならないようです。雪隠堂modでも紹介した通り、回転する工作機械を使って補正をしなければプラスチックボディーは真円にはならないのです。
BUZZ-ONのヨーヨーは、一端プラスチック成型されたボディーを旋盤で切削してレセスを作り出します。このレセスにSPRを埋め込むことにより、軸(中心)→SPR→レセスの経路が全て真円になり理想的な回転を生み出します。
プラスチックヨーヨーなのに、プラスチック成型では味わうことの出来ない回転能力をSPRは生み出すのです。

近頃のヨーヨーは、リムウェイト構造をより進めた金属リムが人気です。
外周部分の質量密度を高めて中心部分の質量を少なくする構造です。この構造によりスリープ性能が飛躍的に向上します。従来のプラスチックヨーヨーでもプラスチックの配分で同じ事を行っていましたが、比重の高い金属にはかないません。
そこでプラスチックボディーと金属リングを融合させたハイブリッドが登場しました。
外周は金属リングで中心部分はプラスチックを採用することにより全体的な重量をそのままに、よりリムウェイト構造を発達させたのです。

金属リムにより高性能化されたヨーヨーですが、中心部分のプラスチックは一般的に型抜きされます。この為、わずかに偏心してしまいます。BUZZ-ONのSPRは、中心部分の偏心をキャンセルして更なる進化を遂げたのです。

その性能を追求すると・・・

機械には遊びが必要です。遊びとは、歯車と歯車の噛み合い部分にある、ほんの少しの隙間であったり、ボルトとナットにあるほんの少しの隙間の様なものを遊びと呼んでいます。遊びのない歯車は、がっちり噛み合ってしまい回すことが出来ません。ボルトとナットも遊びがあるからくるくる回すことが出来るのです。ところが、遊びが大きすぎると、今度はガタと呼ばれ、ずいぶんいい加減な機械になってしまいます。

遊びは大きすぎてもダメですし、小さすぎてもダメです。最適な遊びを作り出す事により精度が増してくるのです。

BUZZ-ONのSPRも同様で、SPRとボディー、SPRとベアリングに遊びが存在します。この遊びが大きすぎると回転したときにブレる事になります。このため、非常にシビアな遊びをBUZZ-ONは作り出しています。
他のメーカーとベアリング部分の遊びを比較するとBUZZ-ONのシビアさが良く分かると思います。BUZZ-NOの精度は高水準です。

得る物があれば失う物があります。

BUZZ-ONのSPRの遊びは、非常にシビアです。この為、次のような問題が発生しました。

今回の改造は、上記問題を解決してみたいと思います。

ベアリングがSPRから取れない場合

簡単です。
ベアリングがSPRから取れない場合は、ベアリングが斜めに付いています。
SPRとベアリング取り付け部分の遊びは職人技と言って良いほど絶妙です。この為、少しでも斜めになっていると引っかかってベアリングが外れません。
こういった場合は、ベアリングをもう一度、キチンとはめてください。外すのではなくまっすぐ装着してみてください。するとあっさり外れます。
無理をしてコジってしまうと、SPRが変形して外れなくなるので注意してください。

SPRがボディーから取れない場合

BUZZ-ONのボディーはABSで作られています。この強化プラスチックは意外と弾力性があります。この為ヨーヨーによってはSPRがボディーにピッタリ収まって取れない場合があります。
しかも、レセスのため引っかける部分がないので途方に暮れてしまいます。
性能から考えるとピッタリ収まっていた方が偏心しないので良いのですが、SPRを交換しようと思うと困ります。

この様なときには、写真の様にセロハンテープを使います。
セロハンテープを写真の様に貼り付けてボディーを固定し、SPRを回します。
クルクル回してください。

SPRの油を取ってセロハンテープを貼り付けると意外と滑りません。上方向に引っ張ると簡単にセロハンテープが剥がれますが、横方向に引っ張る分は意外と強力です。ですからSPRをセロハンテープで取ろうと思わず、回してください。

繰り返します!
取り外すのではなくSPRを回すのです。

何度も回すとスルスル軽く回るようになります。そうしてポロリっと取れれば成功ですが、取れなければ・・・

割り箸等を突っ込んで引っ張れば簡単に取れると思います。
初めから割り箸で取れるならそちらでも構いません。でもピッタリはまったSPRは、いきなり割り箸では取れないと思います。

軸の無い方はセロハンテープと割り箸で簡単に取れるのですが・・・、軸の方は割り箸が使えません。
この場合は、セロハンテープで何度も何度も何度も・・・・そして何度もSPRをクルクル、クルクル、クルクル回してください。
今のところそのくらいしか思いつきません。
結構取れるものですよ。がんばってください。

性能は抜群なんですが・・・

BUZZ-ONは、高性能なヨーヨーを追求しているのですが他のメーカーに押され気味です。
このページをご覧になってSPRの意味や交換方法をお知りになり、BUZZ-ONの良さも少しは理解できたのではないでしょうか?
あなたも私のようにBUZZ-ONを味わってみませんか?

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